1.DE&I専門の部署
ナリコマはDE&I専門の部署を立ち上げて、課題解決に取り組んでいます。



ダイバーシティの推進DIVERSITY
ナリコマの理念に共感し、
性別や年齢、育児や介護など
さまざまなバックグラウンドや
価値観を持つ多様な人たちが
身体的な理由や
家庭の事情などに制限されることなく
活躍できる土壌をつくることで
誰もが力を発揮でき、
そこに集まる“個の違い”を
組織を突き動かす「強み」とする
元々ナリコマには「人」を大切にするという文化が古くから根付いています。そしてこれは、今もなお大切にされており誇るべき企業文化だと感じています。変化の激しい今の時代、変化に柔軟に対応していくことが求められています。そのためには、今いるヒト、今あるモノを大切にしながら、多様な価値観や考えを取り入れていくことが重要だと考えています。そんな中ナリコマには、古き良きを残しながら、新しいことに挑戦していく。そんな強さがあります。
ナリコママインドである「人を大切にする文化」を引き続き大切に育みながら、「個の違いを受け入れ、誰もが力を発揮できる」企業風土へ。これこそがナリコマらしいダイバーシティです。「変わらないために、変わり続ける。」そんな思いを持ってダイバーシティ推進室も挑戦を続けます。
またDE&I推進を行ううえで、誰もが活躍できる環境、土壌づくりは必要不可欠です。これは、なりたい姿を目指すキャリア自律、そして自己成長のためにも必要であり、企業成長につながるものです。ただ、多様性を都合よく解釈しそれぞれが自分本位に進めるようでは、本当のDE&I推進とは言えません。組織として向かう方向を同じくし、誰もがその方向へ向かって力を発揮することが重要です。本当の意味でのダイバーシティマインドの浸透を、これからも進めていきます。
ナリコマホールディングス ダイバーシティ推進室室長 櫻井香織
DE&Iで目指す
これからの
ナリコマ
ナリコマはDE&I専門の部署を立ち上げて、課題解決に取り組んでいます。
Woman + Window of Opportunity(機会の窓)。意思決定層の多様化を目指し、まずは女性がなりたい姿に挑戦できる環境を実現するためのプロジェクトを発足。ありたい姿や目指すキャリアを考え、自分らしいリーダー像を描けるよう集中プログラムを開始しました。その中で本部横断型の部署を超えた交流を通し、多様な視点での闊達な意見交換の場を設けています。
機会の窓の先は明るく、楽しい世界が広がっている。すでに開いているかのように見えた窓が全開になった時、その景色はこれまでと違う。窓の先の世界を作るのは自分。窓をあけたその先の世界を自分らしく、思うように描いてみよう!
共働き世帯も増えている今、家事や育児も夫婦で分担して行う必要があります。男性が育児休業を取りやすい環境を目指し、社内アンケートの実施や、取得事例を紹介しています。また、介護の問題も増えてきているため、対応策の検討を始めました。
従業員が少しでも安心して仕事と家庭の両立ができるようサポートしたい。そんな思いから「出産・育児」「介護」に関するサポートサイトを立ち上げました。制度や手続き、男性育休取得時の収入などに関するさまざまな疑問に対し、情報発信をしています。
ジョブコーチ※が2名在籍し、さまざまな特性を持った方が安心して働き続けられるよう、入社前の職場実習から入社後の就労支援まで一貫してサポートを行っています。障がいがあっても力を発揮できる職場を目指し、さらなる社内理解の促進、業務範囲の拡大などを進めています。
※ジョブコーチとは : 障がいのある方が働きやすいように、本人やご家族、職場の上司や同僚など、さまざまな連携をとりながら、定着と活躍を支援する専門家です。
従業員に対し、ダイバーシティに関する情報を季刊(1月、4月、7月、10月)発行しています。ナリコマの「ダイバーシティ推進目標や取り組み」のほか、「ナリコマのDE&Iとは」や「育児や男性育休、介護関連のアンケート結果」なども取り上げています。今後もさまざまなテーマについて紹介していきます。
今ナリコマが抱える組織課題とは何なのか?そして誰もが活躍できる環境づくりのため、ナリコマが進めるDE&Iとは何か。DE&Iを推進することでどのような組織を目指しているのか。動画を発信しています。
少子高齢化、核家族化が進む中、介護や育児と仕事の両立が必要な方も増えています。このような時間的制約のある方も力を発揮できる環境づくりや制度整備を進めています。また、障がいなどによる身体的制限にかかわらず、誰もが活躍できる仕組みづくり、機械化にも取り組んでいます。
2019年度はグループ全体で約50名の女性が産休・育休を取得しています。近年は男性の育休取得者も増え、グループ全体で5名が取得するなど仕事と育児が両立できる環境を整えています。
男性育休・時短勤務取得実績例
製造本部中部工場・30代・第1子 / 取得期間1ヵ月
製造本部物流管理部・30代・第2子 / 取得期間2ヵ月
運営本部総務部・20代・第1子 / 取得期間1ヵ月
育児短時間勤務制度では、原則として子どもが3歳になるまでとされていますが、育児は期間を超えて続くことがあります。そこでナリコマでは、2018年より、小学校5年生の始期まで育児短時間勤務制度の期間を延長するなどの制度改定も積極的に行い、社員の育児と仕事の調和実現に注力しています。
ナリコマでは、仕事と介護を両立しながらも最善のパフォーマンスを発揮できる環境の提供に努めています。要介護状態の家族を介護する際に利用できる特別有給休暇として「介護サポート休暇」を設けており、これは所定労働時間に応じて年に5日または3日が付与されます。「介護短時間勤務」制度では、原則として介護が必要な状況が解消されるか嘱託社員の契約が終了するまでの期間、短時間勤務が可能です。また、「介護休業(介護と仕事を両立するための体制づくりなどの期間として、法で定められた制度)」の取得実績もあります。
グループ全体で56名(2020年5月末時点)が在籍しています。身体・知的・精神と障がいの種類や適性に合わせた部署で活躍しています。ダイバーシティ推進に取り組み、多様な個性を活かし、サポートしあって働く風土があります。社内では就業支援専任者を採用、外部の就業支援機関とも連携し、長期的に定着・活躍していただける環境の整備を進めています。
- 2017
ナリコマグループは女性比率が高く産休育休、復帰者が多い一方で、管理職層は男性の比率が高い状態となっていました。「女性が多い」=「女性活躍の進んだ会社」とは言えず、また女性活躍推進だけでなく、介護、障がい者、LGBTなどさまざまな多様性を受け入れ、活かす企業を目指してダイバーシティ推進室が発足しました。
2016
ダイバーシティ西日本勉強会※に加入し、他社事例を学ぶ
2017
社長の呼びかけで「ダイバーシティ推進室」発足
若手女性の管理職へのキャリア意識の醸成を目的としたキャリアデザインフォーラム開催(9社合同 以降2回実施)
管理職のダイバーシティ教育を目的としたイクボスセミナー開催(7社合同 以降3回実施)
若手女性の管理職へのキャリア意識の醸成を目的としたキャリアデザインフォーラム開催(9~15社合同にて毎年実施 / コロナ禍の際は中止)
2018 -
2018
育児短時間勤務の適用範囲拡大(小4終了時まで利用可能に)
2019
性別によらず個々の能力や役割に応じた成果を公正に評価するために評価制度を再構築
2020
ビジネスネームの導入(旧姓使用やLGBTへの配慮)
2021 -
2021
ナリコマダイバーシティ通信 創刊(以降、3ヵ月ごとの季刊発行継続)
部下を持つ全管理職に向けてイクボスセミナー実施(2022年3月までに約80名が受講)
仕事と介護の両立に関する社内アンケート実施(社内で初めての介護に関する実態調査)
2022
WWOO!プロジェクト発足
2023
仕事と家庭の両立サポートサイト立ち上げ
自社製品への理解や障がい者スタッフの活躍の場を広げることを目的とし、STANDひまわり(本社臨時Café)をオープン
WWOO!プロジェクト女性管理職育成プログラムの実施(女性リーダークラス39名受講、女性管理職22名受講)
2024
WWOO!プロジェクト女性管理職育成プログラムの実施(女性リーダークラス59名受講、女性管理職9名受講)
2025
介護サポート休暇を新設(要介護状態の家族を介護するための特別有給休暇)
介護短時間勤務制度の期間延長(原則、事由が消滅するまで利用可能に)