よくいただくご質問とその回答をまとめました。
一覧にないご質問や詳細な説明をご希望の場合は、お問い合せフォームよりお気軽にご連絡ください。
クックチルを導入すると何が期待できますか?
クックチル導入のメリットについてご説明いたします。
・省スペース化
クックチルシステムは、調理スペースを効率的に使えるので狭い場所でも問題なく使えます。
・食材の鮮度保持
衛生面を徹底管理したセントラルキッチンで、調理工程の早い段階で調理済み食品を冷却・保存。召し上がる直前に温めなおすので、食材の鮮度を保ったままお客様においしいお食事を提供できます。
・労力軽減
調理スタッフの負担軽減により、働きやすさにつながります。調理経験や難しい技術がいらず、求人の応募者数が増えたというお声もいただいています。
・コスト削減
調理にかかる水道光熱費の削減および食材ロスの削減を期待できます。シフトの改善により人権コストの削減も!
・メニューの拡充
多彩なメニューで毎日のお食事がもっと楽しみに! ナリコマでは365日の日替わり献立、4形態(常食・ソフト食・ミキサー食・ゼリー食)のメニューを横並びでお届けいたします。
クックチルのメリットを上手に活用することで、栄養管理と衛生管理の行き届いたお食事をご利用者さまに提供することができます。
ニュークックチルへ段階的に移行はできますか?
クックサーブからクックチル、ニュークックチルへ段階的に移行することは可能です。
過去にはクックサーブでお食事をつくっていた施設さまがクックチルを導入し、1年後にニュークックチルへ移行した例もございます。
お食事の提供システムを変更するためには、導入前に調理スタッフや現場スタッフにもある程度業務の負担や知識のアップデートをお願いしなければなりません。
ナリコマではクックチルシステムの導入前の説明会も行っています。説明会では、実際にクックチルの取り扱い方法を見ていただいたり、その場で質疑応答を行ったりします。現場の理解を深めるためにお役立てください。
「完全調理済み食品を初めて見る」「クックチルっておいしいの?」といった疑問の解消や介護食の扱い方、どのようにお食事が作られているかまで、丁寧に説明させていただきます。段階的な移行のスケジュールも、ナリコマにご相談ください。
クックチルを利用すると食形態が違っても同じメニューを提供できるのでしょうか?
4つの食形態「普通食・ソフト食・ミキサー食・ゼリー食」で同一メニューの提供可能です。
行事食や歳時食はもちろん、うどんやそばといった麺類も普通食・介護食の4形態でご用意しています。
※但し28日サイクル献立「やすらぎ」ではソフト食・ミキサー食・ゼリー食は普通食と別の献立になります。詳しくはHPをご覧ください。
https://www.narikoma-group.co.jp/service/yasuragi.html
1.普通食
普通食でもやわらかく調理しています。食材にあった調理方法で素材本来の風味を生かした家庭的でぬくもりを感じられるやさしいお食事です。
2.ソフト食
歯茎や舌でつぶすことができるやわらかさに調理しています。魚はほぐし、野菜は粒状になっており、こぼしたりむせることなく食材の食感を楽しむことができます。
3.ミキサー食
素材本来の味と香りが感じられるように、特殊な機器で調理しています。水や出汁で薄めていないため、少ない量でも十分に栄養を取ることができます。
4.ゼリー食
ミキサー食をゼリー状にしております。必要な栄養価はそのままに、つるんとした食感でむせることなくお召し上がりいただけます
クックチルとニュークックチルの違いは?
お食事提供時の再加熱を、手動で行うか(クックチル)自動で行うか(ニュークックチル)の違いです。
クックチルは納入されたクックチル商品をスチームコンベクションや湯せんで温め直し、調理レシピを参考に盛り付け、配膳します。
一方ニュークックチルは納入されたクックチル食品をチルド状態のまま盛り付け、対応機器内(再加熱カート)に保存しておき、お食事のタイミングで自動で再加熱するため早朝・遅番の無人化がすることができます。採用が難しい早朝・遅番の人員配置が不要でシフトが組みやすく、人材不足に悩むこともなくなります。ニュークックチルでは自動で温め直しを行う再加熱カートという専用の機器が必要となります。
クックチルとは何ですか?
クックチルとはあらかじめ調理しておいたお料理を急速に冷凍して保管し、食事提供のタイミングで再加熱する調理方法です。
具体的には、加熱調理(中心温度 75℃ 1分以上 )したものを30 分以内に冷却し、90分以内に中心温度3℃ 以下までに冷却しパッキングします。厨房では再加熱して盛り付けるだけ。未経験者でも簡単においしいお食事をご提供できます。
各病院や施設様に届いたクックチル食品(完調品)は、調理済みのお料理を厨房で再加熱するだけなので、下処理の必要もなく、誰でも簡単に調理作業が可能です。ナリコマでは調理方法も盛り付け方法の調理レシピや調理動画をご用意しています。調理経験の少ないスタッフでもかんたんに食事提供ができるので運営コストの削減ができます。調理師や管理栄養士がいなくても安定した品質のお食事を効率的に提供することができるので安定した厨房運営が可能となります。
完全調理済み食品(完調品)を使うことに抵抗があります
完全調理済み食品(完調品)は、温めなおすだけで食卓へ並べることができる便利なものです。クックチルでは湯せん、ニュークックチルでは再加熱カートやリヒートウォーマーなどを使用して温かいお食事を作ることができます。便利・時短・誰でもできるといったメリットがある一方で、手作り本来の良さが失われると感じる人も中にはいるでしょう。ナリコマでは、全国のセントラルキッチンで、各地方に合わせた調味料を使用し、馴染みの味でお食事をお作りしています。また、彩りや献立にもこだわり食べる人の楽しみを第一に考え長年おいしさを追求してきました。味や介護食の物性を安定させるため製法にもこだわり調理方法を進化させ続けています。完調品は「楽をしている」というイメージもありますが、ナリコマは「お食事作りをわれわれにお任せいただいている」という喜びのもと毎日のお食事を作っています。
ナリコマのセントラルキッチンは全国のどこにあるの?
ナリコマのセントラルキッチンは、現在全国6箇所にあります。大阪、広島、中部(愛知県)、関東(神奈川県)、九州(福岡県)、神戸のセントラルキッチンで毎日34万食ものお食事をつくっています。なかでも、2022年に稼働を始めた神戸セントラルキッチンは、業界でも珍しい介護食専門のセントラルキッチン。また、各セントラルキッチンはITシステムや機械を積極的に取り入れ、人の手に触れる機会を最低限にし、衛生的なお食事の安定供給に取り組んでいます。各地域には営業所もあり、お客様のご要望に応えやすい体制を整え、よりニーズに寄りそったサービスを実現していきます。セントラルキッチンと営業所が全国に分布していることでお客さまからは拠点が近くにあることで安心感があるとのお声をいただいています。ナリコマは全国各地からお客さまをサポートします!
ナリコマでは、介護食のおやつの取り扱いもありますか?
あります!
ナリコマでは、毎日の献立だけでなくパンやおやつも作っています。お食事作りにこだわり続けた結果、やわらかく食べやすいパン、高カロリーでさまざまな味のゼリーやプリン、たっぷりあんこが詰まったおまんじゅう、甘すぎないマドレーヌ…等まで作るようになりました。嚥下状態に合わせて、毎日のおやつをご用意しています。ご高齢者の皆さまが嚥下しやすいよう、水分量ややわらかさにこだわり食べやすさを実現しました。毎日の献立を考える中で、おやつのバリエーションまで揃えるのはなかなか大変ですよね。おやつは毎日のお食事の中で、カロリーを摂取するためにも重要な役割を果たします。おやつまで作っている給食メーカーは珍しいかもしれません。おやつもおいしく、食べやすく。ナリコマのおやつはご利用者さまにもご好評をいただいております。