ナリコマホールディングス　代表取締役社長　竹内です。
ナリコマグループは創業50年以上となりますが、大変な時こそ企業としての価値が問われると考えながら、創業以来お客さまと共に歩んできました。
第15回の今回は「お客様に寄り添うこと」についてお伝えさせていただければと思います。

昨今、お客さまにおいては、世界的な原材料価格やエネルギー価格等の高騰により、様々な商品の値上げが続き、収益の悪化や、人件費の高騰等、大変厳しい経営環境下におられます。
もちろん当社も例外ではありませんが、365日お食事をお召し上がりになられるご高齢者の方々を想い、「お食事を通じてご高齢者の皆さまに生きる喜びを」という企業理念のもと、限られた予算の中で最大限喜んでいただけるお食事提供を追求し続けております。

当社では、お食事提供だけでなく、30年以上の委託事業で培った人材活躍や運営に関するご提案を行い、導入後の安定的な厨房運営のサポートを行っています。
弊社はすべての施設様に必ず「運営アドバイザー」を配し、施設様のお困りごとの解決に貢献させていただいております。
昨今の厳しい経営環境の中、特に施設様に寄り添い、こまやかなご要望に伴走することに徹してまいりました。
なぜなら、経営収支に対する厨房収支は元来大きな影響を及ぼす要因であり、安定的な経営を持続いただくためには厨房課題の解決は重要事項であると私たちは考えるからです。
今後も働き手不足など、様々な困難が予想されますが、経営者様と同じ感度の危機感を持ち、常に伴走してまいりたいと考えております。

今後は人材確保、育成は安定的な厨房運営を阻む最大の壁となろうかと思います。
難化する採用市場への対策として、当社では「人材推進室」という専門の部署を設け、施設様の人材採用コンサルティングや海外人材の採用サポートを行い、人材獲得に寄与させていただいてまいります。
そして、採用した人材が定着し、活躍できる育成環境形成の為の施策としては、厨房運営のためのeラーニングのご提供や厨房リーダー育成研修などを契約施設様にご提供しています。
長年、社内で蓄積した厨房作業の教育の仕組みやITを使った運用などを余すことなくご提供し、施設様の人材育成にお役立ていただいております。

先行きを見通すことが困難な時代だからこそ、お客さまと社会から求められるニーズに迅速に対応し、お客さまに寄り添ったサービス展開を行っていきたいと思います。
そして、今後も続く難局をお客様とともに乗り越え、一つひとつ着実に取組みを進めてまいります。

今回は「お客様に寄り添うこと」についてお伝えさせていただきました。
次回は「私が思うナリコマの魅力」についてお伝えさせていただく予定です。