代表

私がブログを書こうと思った理由 - 高齢者食・介護食分野のパイオニアとして –

ナリコマホールディングス 代表取締役社長 竹内です。

今回、初めてブログを書かせていただくことになったのですが
まずはその理由を皆様と共有させていただきたいと思います。

当社は高齢者食・介護食分野のパイオニアとして、約30年お食事を提供してきました。

「日本の成長を支えてこられたご高齢者の皆さまに、美味しくて季節感のあるお食事で、
食べる喜び、生きる喜びを感じていただきたい」
この想いが、私たちナリコマの原点となります。

なぜ私がそのような強い思いを抱いたのかと言いますと、
ご縁があって福祉施設の食事提供をすることになった30年前、
お食事全てをミキサーにかけ、何を食べているのか、食事の楽しさのカケラもないような
お食事が提供されていたのを見て衝撃を受けたのです。
そうしないとお食事提供が追いつかないという状況だったのですが、
これではいけないと思ったのです。

戦後、日本中が貧しい時代に、私たちを慈しみ育ててくれたおじいちゃん、おばあちゃん、
日本を支えて下さった高齢者の方々に美味しい食事を、と一念発起したわけです。

ただ、厨房の職員を集めるのも大変で、
集まったとしてもそんなに高い給与を払えるわけでもなく、
厨房運営に人手をたくさんかけられる状況ではありませんでした。
そこで私は「人手に頼らない運営体制で、安定的にご高齢者様のお食事を提供する仕組み」をつくる為
セントラルキッチンを導入しました。

これが「ナリコマの給食DX」の先駆けでした。

導入し始めたころは本当に大変でした。
しかし、少子高齢化という大きな社会課題が深刻になる中で、
絶対に必要なことだと思って改善改良を続けてきました。

今では大変有難いことに、当社のサービスをご評価いただき、
取引先の施設様が、新たなお客様をご紹介して頂くケースも多く、
今も新たなお問い合わせを沢山頂いております。

皆様のおかげで、当社は300億円以上の売上にまで事業を拡大させました。

しかしながら、まだまだ潜在的なニーズもある中で
今の仕組み・スピードでは当社のサービスを十分に届け切れていないと感じております。

また、コロナ禍、世界情勢等、この未曾有な時代において
食材調達が難しくなったり、エネルギー価格が高騰したり、様々な問題が起こっています。

安定的にお食事を提供し続けることが困難な状況に直面していますが、
目指す顧客満足の実現に向けて、わたしたちは着実に進んでおります。

神戸セントラルキッチンの立ち上げを契機に、
これまで取り組んできました給食ⅮXが大きく前進いたしました。

ナリコマは未曾有の今の時代にも負けず、次のステージへ歩みを進め、
よりお客様に喜んでいただけるサービスの追求へ全社を挙げて取り組んでおります。

当社のサービスを利用いただいているお客様、取引先企業様はもちろん、従業員の皆さんには、
こちらのブログを通してわたしの思いや考えをお伝えし、ともにより良い未来の実現へ前進してきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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