代表

今、社員の皆さんに伝えたいこと

ナリコマホールディングス 代表取締役社長 竹内です。

第八回目となる今回は「介護食に対する私の思い」をお伝えさせて頂く予定でしたが、
番外編として「今、社員の皆さんに伝えたいこと」をテーマに話をしたいと思います。

というのも、近頃、創業以来私が大切にしてきた「人」に対する思いが浸透していないのではないか、と危惧することがあったのです。
組織が拡大すると起こりやすいことなのかもしれませんが、当社が大切にしていることですので、改めてお伝えしたいと思います。

給食業界というのは3Kと呼ばれる業界で、当社が事業を始めた頃は、仕事内容がきつい割に、待遇や就業環境が悪い事は当たり前の状況でした。
しかし、私は創業時より「人」が企業活動の資本である当社において、この状況を改善し、雇用形態に関わらず「ナリコマで働いていてよかった」そう思われる会社を作っていきたいと強く思っていました。

当社では、社訓にある「生きがいのある生き方は、働きがいのある働きから」という言葉を大切にしており、厨房ごとに表彰制度を導入したり、勤続年数に応じた慰安旅行を導入する等、直接社員に感謝を伝える機会を持ち、働きがいを感じられる職場づくりを目指してきました。
待遇改善や制度改革も抜本的に行い、安心して長く働ける環境づくりに配慮し、業界の中でも「とりわけ働きやすい会社である」と自負できるほどに改善をしてきたつもりです。

しかし、昨今本部に寄せられる声を通して、仕組み作りやルールは整備できたが「その枠の中でしか物事を考えられないこと、個人の事情に寄り添った働き方の観点が不足していること」に対して、大きな危機感を感じているのです。

企業運営においてルールや規則は無論、重要なものです。ただ、働く方の事情や状況はさまざま。
おひとりお一人の事情を配慮し、真摯に耳を傾けることを会社は出来ているのか・・そのような重大な課題感が私の中にはあります。

ただ、この現状は、私がトップで舵を取り、スピード感のある経営を進めてきたことも要因の一つだと感じております。
これを機に、社員の皆さんが声を出しやすい心理的安全性の確保された職場づくりをはじめ、創業以来大切にしてきた思いを社員教育を介して伝えていくことで、ナリコマをさらに成長させていきたいと思います。

今回は、今私が感じている課題感を共有させて頂きたく、予定していたテーマとは異なる内容でお伝えさせて頂きました。

次回は「介護食に対する私の思い」をお伝えさせて頂きますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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