ナリコマホールディングス代表取締役社長 竹内です。
今回は、「私が考える事業のおもしろさ」についてお伝えしてまいります。
当ブログでも何度も触れております通り、事業の出発点は小さな弁当屋でございました。当時は、家族を養って食べていくのに必死でした。お弁当屋さんなので食べ物はあるはずなんですが、といった冗談はさて置き。おそらく、出発点が苦しいところから始まっておりますので、悩みや失敗がありながらも今日までやってこれたのだろうと感じております。
事業を続けていますと、常に「ああしたい、こうなりたい」という希望と、思い通りにならない現実とのジレンマで「うーん……」という悩みの連続です。難題にいつも追いかけられている重圧感にいつも晒されています。しかし、このような中で解決に向けて考えを巡らせてゆくのは苦しみでもあり楽しみでもあります。悩み抜き繰り出す一手が必ずお客様の笑顔に繋がると信じていればこそです。
また、従業員も同じくお客様の喜ぶ顔を糧に日々職務に勤しんでいます。私としては、日々坦々と作業をこなすというよりは、日々課題を見つけて、チャレンジする気持ちで働ける環境を大切にしたいものだと思っているところです。
日々働くスタッフの姿を見ていると、どのようにすれば皆さんの頑張りがお客様に伝わり、そして喜んでいただけるのだろうかと思います。お客様に喜んでいただけると同時に、従業員も働く喜びを感じられる会社にしたい。これらの実現に向かって事業を進めていけることはおもしろさです。
企業のトップは常に重い責任を持って決断をしてゆかなくてはならないものです。常に大局を見て、戦略的課題を提起しながらも徐々に若いスタッフの経営的視点をうながしつつも、実務的にはゆだねてゆくことを旨としています。
お客様にご納得いただけるサービスを提供できなかったり、従業員が会社を去っていく時は、辛さを感じます。だからといって挫けてばかりではいられませんので前進あるのみです。もしかすると、困難に立ち向かっていくタフさが、事業を自らおもしろくしているのかもしれません。困難がありながらも全社一丸となってお客様の喜びに向かって進んでいくことは、やはり事業のおもしろさであり醍醐味でもあります。
いつの時代も、従業員の成長や努力と一体となって事業を動かしていくのは、大変わくわくします。スポーツでも何でも、苦しい瞬間が必ずあるはずです。しかし、その苦しさを乗り越え目標を達成できると大変喜ばしいですし、満足感や充実感につながります。事業も同じなのだろうと考えています。
今回は「私が考える事業のおもしろさ」についてお伝えいたしました。次回は、「嗜好に合わせたおいしさの工夫」についてお伝えしたいと存じます。