導入事例

少人数・日勤帯の厨房に生まれ変わり、人手不足解消の糸口をつかんだ

梅寿荘

特別養護老人ホーム

地域の過疎化により人手不足の問題はますます深刻になってきます。これまで人の手に頼っていた厨房業務にナリコマのニュークックチルを取り入れることで人手不足解決の糸口をつかんだ「梅寿荘」さま。2年間応募がなかった求人に、2ヵ月で応募が来たと喜んでおられました。今回は、ナリコマ導入の経緯と導入後の変化についてお話しいただきました。

導入の背景

過疎地域で2年間求人に応募がなかった

当施設は熊本県天草市栖本町に位置しており、自然に囲まれた栖本の中で最も大きい施設です。一方、天草市の中で最も人口が少ない地域でもあります。統計データを見ると、転出人口が転入人口を上回り、さらに死亡者数が出生者数を上回っています。人口は年々減っており、過疎が深刻になっている現状です。
そのため、働き手の確保も容易ではなく、2年間当施設の厨房職員の求人を出し続けていましたがまったく応募が来ず、さらに退職する職員もいるなかでこの先人手不足の解決は難しいと感じていました。

選んだ理由

少人数・日勤帯の厨房運営が実現できると確信

人材不足解決のために何かヒントはないかと「ナリコマ朝夕無人化セミナー」に参加しました。少人数・日勤帯で厨房運営が可能というのは半ば信じがたいものでしたが、その後実際にナリコマさんのニュークックチルを導入している施設を視察して、本当に少人数で厨房を回していることに驚きました。
そこから本格的にナリコマさんの導入を検討し始めました。試算、シフトの提案をいただき、実現可能だと判断し、アフターフォローも充実していることからナリコマさんでの厨房運営に切り替えました。再加熱カートを導入し、ニュークックチルの活用で「朝夕無人化厨房」に向けて運営の仕組みから変えることを決めたのは間違いではなかったと思います。

導入後の効果

あたたかいお食事をふーふーしながら楽しんでいただける環境に

ナリコマさんのニュークックチルを導入してから、厨房職員の勤務時間が日勤帯のみになりました。具体的には、導入前は朝6時30分~18時30分だったシフトが介護職員の協力もあって朝8時~17時30分(休憩1時間30分)となり働きやすくなりました。早遅番がないことはスタッフの負担軽減にもつながっています。子育て世代にも働きやすい時間帯で、2年間応募がなかった求人も、たった2ヵ月で応募がありスタッフの採用が決定しました。

また、以前は品物によって発注先がいくつにも分かれていたので発注漏れがないか何度も確認していました。しかし、今は献立化されているので、ナリコマさんに発注すれば完結するのもとても便利です。献立はメニューが多く新たな発見があり、特に施設で行うと業務の関係などで前後しがちな行事食も暦どおりにあるので、季節を感じていただきやすくなっています。

以前からあたたかいお食事をご利用者さまに提供することを大切にしてきましたが、やはりお椀によそう順によって最初と最後であたたかさに偏りがありました。ニュークックチルにしてからはあたたかいお食事をすぐに配膳できるので「家にいたときのようにふーふーして食べられる」とご利用者さまも喜んでおられます。

今後期待すること

ご利用者さまの楽しみのために食事を提供し続ける、ナリコマの企業努力にさらなる期待!

これから、ますます少子高齢化が深刻になっていき、人手不足問題はすぐに解決できるというわけではありません。しかし、私たち人間にとって食というのは生きるために必要不可欠なものであり、とくに高齢者施設に入居されている方にとっては楽しみのひとつでもあります。 当施設は海に囲まれている地域に位置しているので入居者さまに地物を楽しんでいただきたい思いから、月1回「刺身の日」を設定しています。ナリコマさんでも刺身の提供は可能ですが、地元の鮮魚店から卸してもらっているのが当施設のこだわりですね。これからもご利用者さまにおいしいお食事を食べていただくため、ナリコマさんのますますの企業努力に大いに期待しています!

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