導入事例

年間1000万円の値上げ受け入れか、ナリコマへの切り替えか。最良の選択で厨房の課題が解決!

シニアたかだハウス

有料老人ホーム/サ高住

「シニアたかだハウス」を含め、長野市内で6ヵ所の施設運営を行っているあさひ福祉サービス株式会社社長 三澤一樹さまにお話をうかがいました。それまでのクックチル業者から4施設で年間1000万円の値上げを提示され、ナリコマへの切り替えを決意された三澤さま。今回、朝夕の人材不足の課題解決のためナリコマのニュークックチルを導入され、さまざまなメリットを感じているとお話しくださいました。

導入の背景

食事の質が安定せず、クックチル業者の変更を決意

最初は、給食委託業者より急に値上げがあったことがきっかけで、ナリコマさんとは別会社のクックチルを導入しました。委託に依存していると、将来的にまた大きな値上げがあった際に今以上に困ることになるだろうと思ったんです。

その会社と言いますのも、クックチルのチラシを見て2業者にて試食を行い選んだものでした。そのうちの、味もよく安定供給してくれる一業者に決定し、移行にあたっても特に苦労はありませんでした。しかし、利用を続けていくうちに魚など副食の量が目に見えて減りました。確認しても業者には聞く耳を持ってもらえず、ご利用者さまの苦情の嵐が大変で、クックチル業者の変更を検討し始めました。

選んだ理由

ナリコマへの切り替えのきっかけは、年間1000万円の値上げ通告

解決策がない中、Web検索でナリコマさんを見つけ問い合わせをし、担当の宮沢さんに相談に乗ってもらいました。ナリコマさんは、規模が大きく自社セントラルキッチンを持っており、いち早くクックチル開発に取り組まれたということで、かなりしっかりした会社という印象でした。宮沢さんの熱意に打たれたこともあり、すぐにナリコマさんへの切り替えを考え始めました。

もともと将来の人材不足に対して不安があったため、スタッフの雇用が難しい朝夕の厨房無人化を目指しました。試食や運用のイメージを膨らませて動き出していたところ、当時の業者より値上げの通告があったことが切り替えの後押しとなりました。当法人は4拠点運営しているのですが、その時の値上げ額が一拠点 20万円。大変驚きました。月額20万円の値上げだとすると、4拠点で80万円。年間で言えば1000万円近くになります。当時の業者さんも頑張ってくれていたのだとは思います。しかし、値上げのインパクトは大きかったですね。

導入後の効果

調理工程、水光熱費の削減。行事食も追加料金なし

最も効果を感じた点は、調理の工程がないため水光熱費が安くなったことです。また、難しい調理工程がないので、人材が集まりやすく現在も退職がなく助かっています。リヒート機器を使用したニュークックチルは、冷たいままな ので手袋を着用し手で盛り付けができるため作業効率が格段に上がりました。

最も人手が集まりづらい早朝の業務がないこともメリットですね。「シニアたかだハウス」では、着膳などをケアサポーターが対応することで、今もシフトは安定しています。ケアサポーターも高齢な方が多いのですが、問題なく作業を覚えることができています。人材確保のため心がけているのは、地域を限定しての ポスティングと募集をするターゲットを明確にすること。地域は施設の近隣半径5キロ程度で設定し、高齢な方でも通いやすいように「軽作業・調理なし・60代以上の方活躍中」などとしました。実際今も40歳代後半〜60歳代の方が在籍しています。履歴書は現地作成、写真も現地撮影として、本当に手間がないように手ぶらでOKとしましたら、選ぶことができるくらい応募がありました。

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また、ナリコマさんを導入してからお食事の味や量に対する苦情が明らかに減りました。味に関しては、一つエピソードがあります。ミキサー食も食べられなくなって、どんどん細くなり余命宣告も受けていた利用者さんがいました。職員の機転で、ナリコマさんのソフト食に変えてみたら、その途端完食されまして。見違えるように元気になったことに本当にびっくりしました。ナリコマさんのソフト食は味がしっかりしていて、何を食べているかメニューを見てちゃんとわかります。物性も安定しているので、形を保ったまま提供できるのもよいですね。

行事食も頻繁にあり好評です。施設の管理者に「お正月のおせち、追加料金ないって知ってた?」と聞くと、「知らなかったです。最高じゃん」というやり取りがありまして。献立もバリエーション多彩で行事食も追加料金なしで、とても 助かっています。

ナリコマさんへの不満は特にありませんが、強いて言えば、施設を運営する前にニュークックチルシステムを知っていれば、これまでの無駄な厨房機器を入れずにいられたのになあと(笑)。リース費などがかかったのがほんともったいなかったですね。今は本当に必要な最低限の機器のみ厨房に置いています。

これからナリコマを検討されている方へ

介護保険の収入にできる限り依存せず、利益をどう生み出すか。当法人はこれまで、食事部門の赤字は仕方なく、常に年間2000万円以上の赤字を介護保険収入で補填していました。新たな事業を始めるより、赤字をなくせば年間2000万円以上の利益を上げる事業が出来上がったことになると考え、食事部門の改革に邁進しました。今年で改革を思い立って7年になりますが、なんとか今年で年間プラスマイナスゼロが見えています。この 結果は、ナリコマさんに出会っていなければ達成できませんでした。

現在、全てにおいて価格高騰が続いており、慎重にならざるをえない状況であります。そのような状況の中で、踏み出すのってやはり勇気がいります。ただ、私の周囲の施設においても給食委託業者からの値上げが相次いでおり、聞くだけで驚くような価格を提示されています。もし当社がナリコマさんに切り替えていなければ、どうなっていたのだろうかと考えると、過去に思い切った決断をしたことに後悔はありません。

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