導入事例

「アイデアを出してくれる給食業者が理想」。ナリコマのスタッフ教育と改善提案に満足!

ささりんどう鎌倉

特別養護老人ホーム

年一回の海外研修、提携施設間のスイッチ研修などスタッフ教育にも力を入れている「ささりんどう鎌倉」さま。お食事に関しても、リスクだけではなくアイデアを出し合ってよりよい食事の提供方法を考えたいという気持ちがありました。食事内容・スタッフ教育・改善提案など、ナリコマを選んで満足しているとお話しくださったのは施設長のマシューさん。詳しいお話をうかがいました。

導入の背景

よりよいお食事のために、アイデアを出しあえる給食業者を探していた

私はもともと介護スタッフとして、介護業界に関わり始めました。そのため、ささりんどう鎌倉の施設長に就任した当時は介護職員の育成に関して自信があったものの、厨房に関してはまるで知識がない状態でした。厨房の職員採用やオペレーションなどもどうしていいかわからない状態だったので、前施設長からアドバイスを受けてまずは別会社の給食委託にすることにしました。

ささりんどう鎌倉では、海外研修や他施設とのスイッチ研修を取り入れています。さまざまな価値観や方法を知ることで、職員自身が自ら考え実践していけるようになります。その方針から、お食事に関して言いますと、嚥下や栄養などの問題は多くありますがリスクだけを先に考えて「あれはダメこれはダメ」と挑戦しないより、リスクを承知しつつも他の方法を考えるやり方が理想です。

よりよいお食事を目指して、業者側からもさまざまなアイデアがほしいと考えていたところ、値上げや撤退の話が出てきたので給食業者の切り替えを検討することにしました。

選んだ理由

スタッフ教育があるから、安心して任せることができる

給食会社をいくつかピックアップし、ナリコマさんを選びました。前業者の撤退時期が迫る中で、速やかに対応いただける点が決め手になりました。

もう一点は、ナリコマさんにはスタッフ教育のサービスがあったことです。ナリコマさんを導入して最初の数ヵ月は、ナリコマさんの担当者に毎日厨房に入ってもらい、われわれの教育をしていただきました。最初のサポートがあったおかげで、今はスムーズに運営できています。

ご利用者さまの日々の楽しみであるお食事のコストは、なかなか削減することができません。そうなると人件費を調整することがコスト削減の近道です。ナリコマさんではスタッフ教育もお食事とセットで付いてきます。導入後の教育がスムーズにいけば、自前で厨房運営が行え、結果コスト削減につながります。このことも、ナリコマ導入の後押しとなりました。また、さまざまな提案を積極的に行ってくれることも、スムーズな運営につながっているのだと思います。

導入後の効果

奥行きのある味の表現に感動。食事の楽しみが増えた

まずはメニューの幅が広がりました。以前だと、メインにトウモロコシ、サラダにもトウモロコシ、副菜にもトウモロコシというのも頻繁にありましたし、味付けもすごくシンプルでした。ナリコマさんを導入して一日目から「これおいしいね」「何々の味がしっかりするね」とおいしくいただいています。

お食事の裏の味と言いますか、深いところにも味がついていることにも驚きました。たとえば、「これはゆずの香りがする」といった感じで。その点は大変驚きましたね。そのほかに、私が最も好きなのはナリコマさんのパンです。利用者さんはちぎったり、そのままパクっと召し上がったりするのですが、パンの端にまで中身が詰まっているんです。そういった点で、皆さんの食事の楽しみが増えたのはなにより嬉しいことでした。

また、運用スタートの際に立ち上がりをサポートしてくれたことも心強いことでした。サポートに来てくださったナリコマのスタッフの方は、とても落ち着いていて、それがつい焦りがちになる厨房の雰囲気を和らげてくれたというか。しっかりフォローをしてくれて大変助かりました。

ナリコマを検討している人へ

ささりんどう鎌倉では海外研修を年一回行っています。特に東南アジアでは介護食は制度自体がまだまだ整っていないところが多く、その点では日本は介護保険制度が整っているということもあって、介護食も一歩先へ進んでいることを実感します。

食事の味や形態が整っている一方、日本は人材不足から外国人雇用も待ったなしの状況です。当法人の介護現場としておよそ20%の外国人職員を雇用しています。もちろん、施設ご利用者さまからは最初のうちはさまざまな反応がありました。お食事も介護サービスも考え始めるとリスクに関する不安や、踏み出せない理由などはどんどん出てきます。しかし、すぐにスタートしないと状況は待ってくれません。少子高齢化、人材不足の問題は大きくなっていくのはわかっているので、今どう動くか。そこが大事なのだと思います。

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